チキン&チリ

今日は歌舞伎だったので、幕間メシはいつもの「たんぱく質が摂れるチキン&チリ」。最近、地下の弁当売場で荻野屋の釜飯の歌舞伎座バージョンが売られていると駅弁オタが言っていて買おうかな…と思ったけど、食べたら満腹になると思うと、やっぱり買えなかった。木挽町広場で調達するなら、弁当売場の向かいのヤマザキショップの「ミニ助六(サラダ)」を買おうと密かに思っている。

今日は廓三番叟をやってから、裏表先代萩。これまで2回くらい観てるかなとあとで検索してみたが、11年ぶり2回目だったみたい。菊之助は3役大奮闘でどれも悪くなかったが、やっぱり政岡が一番いい味わいで本役はそこなんだろうなあと思わされた。最後の刃傷の場を数回見た記憶があるが…と思ったら、それは伽羅先代萩の通しでの記憶が混じっていたようで、あとで俳優協会のデータベースを見たら案外回数を観ていて自分でもびっくりした。

やっぱり普段見ない、大場道益宅とか問注所小助対決が面白くて、特に対決は倉橋弥十郎をやった勘九郎がやたらうまくて全部持って行ってしまった感じだった。まだ若いのにおとぼけがうまい。夜の「うかれ心中」もよかったし、ファンには怒られそうだけど、ひょっとしておとうさんよりうまいんちゃうと思ってしまう。花水橋で足利義兼をやった歌昇もすごく良くて、これだったらつっころばしの役もやれそうと期待してしまう。顔がいいのでぜひやってほしい。

何度か見たことのある刃傷の場だけど、やっぱりどうも今ひとつしっくりこない。細川勝元をやった勘九郎の「めでたい」のセリフは良くてきれいにまとまったが、「めでたくないよなー」と思ったのが正直なところで、そこは前に見た時と同じ感想だった。御殿の「よう死んだ でかしゃった」もそうだが、刃傷の場でもほぼ死にかけている渡辺外記左衛門に最後舞まで舞わせるって鬼か、と思ってしまう。自分の不勉強を棚に上げて言うが、あんなに苦労して本懐を遂げたのに、よかったなあと思えないのでどうもカタルシスが薄い。先代萩自体は名作だと思うが、ここは誰か現代にフィットする形のうまい解釈をお願いしたいところだ。最後、細川勝元が渡辺外記左衛門に何度も「外記、外記」と呼びかけるシーンがあるのだが、昔、細川勝元を幸四郎(染五郎だったと思う)がやったとき、それが「元気!元気!」と聞こえてしまってちょっと笑ってしまった、ということを思い出した。

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