めかじきのハーモニカ煮

小倉に行って以来日記をサボっているが、昼に食べたこれはすごく美味しかったので書いておかねばと思い、取り急ぎ記録しておく。

最近はヤオコーに行くとつい鮮魚コーナーに寄ってしまうのだが、昨日何の気なしに寄ったところ「ハーモニカ」と書かれたパックがひとつだけあるのに気付いてしまった。その隣に、長崎沖の生本マグロ血合が1パックあるのにも気付いてものすごく迷ったが、両方買うというのは物理的に無理なので、頭の中でものすごく高速で迷った末に(金額的には両方買えたので余計に迷った)今回はハーモニカを取った。食べてみたかったので。

ハーモニカというのは、カジキ類の背びれの根元の部分で、昔は捨てていたか、漁師さんが自家消費していたかで市中には出回らないものだったらしいが、最近は気仙沼あたりでは地元名物で売り出しているらしい。まぐろの血合いも最近は三崎では「茜肉」と名前を付けて売り出しているし、捨てるところがなくなるのはいいことだが、そうなると価格は捨てていた頃の2~3倍になってしまうので(まぐろの血合に関しては、数年前までは1キロ250円くらいだったが、今は600円近く払う感覚がある)、食べる方としては痛し痒しな部分もある。

買ったはいいものの、食べ方には迷いがあった。塩焼きで、おろしとレモンで食べるのが一番うまいようだが、焼いたときどれくらいにおいがでるのかが分からず、夫がいるうちにそれをやるにはためらいがあった。結局、煮付けで食べている人も多かったので、それで行くことに。夫が寝た後に換気扇を最大にして調理する。

脂が多いと聞いていたので、一度ゆでこぼしてから、酒100ミリリットル、水100ミリリットル、甘しょうゆ30ミリリットル、青ネギ、太せんぎりにした生姜をたっぷり入れて沸かし、そこにハーモニカを入れて、アルミホイルで落とし蓋をして、時々確認しながらゴボゴボの火加減で10分炊いた。炊き上がったあと、蓋をして一晩おいたが、朝起きても思ったよりも魚臭さはなかったように思う。煮魚は人によって作り方が違うが、私自身は少ない煮汁でつきっきりで炊くよりも、多めの煮汁で強火ガンガンで炊く方が好みである。そっちの方が身がふっくらするような気がするし、煮汁の味の調節も利くし、第一作るのがラク。ただし、煮汁がたくさん残ってしまうのが問題ではある。

昼は夫がいなかったので、食べるならここかなと思って、麦飯を炊いて、大根おろしを添えて一緒に食べたが、思った以上においしかった。ゆでこぼししたせいもあると思うが、脂っこさはなくてコクはあるけどさっぱりしていてうま味が強い。身は繊細でふっくらしていて、身よりも食べやすい印象がある。骨もほとんどなくて食べやすい。これだったら、夫でも食べられる味なので、今度見つけたら晩ご飯に出そうと思った。たくさん残った煮汁も上品な味だったので、これはおからを炊くのに使おうかなと、きれいに漉して冷蔵庫にしまった。たのしみだなあ。

メカジキのオイル煮

結局、1日頭痛に悩まされてゴロゴロ過ごしてしまった。昼は本マグロのアチャールを食べたので、夜は自作ツナ。これも一昨日に作っておいたもので、日曜日にヤオコーで買ってきた生メカジキのアラを使って作っている。生メカジキのアラは、きれいに洗って拭いてから2%の塩を振って一晩おき、さっと洗ってしっかり拭いて、黒胡椒とローリエと一緒にひたひたのひまわり油を注いで30分ほどゆっくり火を入れたもの。ひまわり油もヤオコーで買った1本200円ほどのもので、こういう材料で作ると自作ツナも立派な始末料理だなと思う。アラはスーパーによっては本当にクズしかはいっていないところもあるが、今回買ったアラはかなり立派で、しかも半額で買ったのでさらにお得感が大きかった。ありがとうヤオコー。

できあがった直後は塩気がきつかったけど、2日おいたら大分落ち着いた感じがする。ポールのカンパーニュに目玉焼き、皮むききゅうり、丸なすのソテーと一緒に食べた。

丸なすにはミントの葉をちぎって乗せてみたが、なすとミントはよく合うということがよく分かった。ミントは丈夫で育てやすいと聞くので(むしろ雑草だとも聞く)、ベランダ菜園が可能な身分になったら、ミントはまず植えたい植物の筆頭にある。昔、ロンドンに行ったときに地元のスーパーで興味本位で買ったものの結局食べずに捨ててしまったミントソースが今もちょっぴり頭に残っていて、いつか作って食べてやろうとは思っているのであった。

今日は広島平和式典の日で、自民党総裁の石破さんが首相として追悼の辞を発していて、SNSだと褒めている人が多かった。私も全文を読んだが、ここ数代の総理のなかでも一番感じのいい内容だったと思うが(広島選出の岸田さんよりも)、そう思うのは発する方も受ける方も読書経験があるからではないかと思うし、SNSで好感度が高かったのもそういうことだと思う。なんというか、この人、話が通じそう…という感じのする文章だった。最後に原爆歌人の正田篠枝の歌を引っ張ってくるあたりもちょっと昔の教養人のような感じがあって、一種の懐かしさがあった。当然ライター(秘書官)が書いているハズなんだけど、丸投げしてないって感じがするだけでも、なんとなくホッとする気持ちになるのは分かる。80年談話を出すかどうかで色々揉めているけど、誰かが「日本の一番長い日」みたいだと言っていて(映画の方ね)、なるほどなあと思った。

本マグロのアチャール

スーパーでしっかり身体を冷やしてから帰宅して、さらに水飲んで冷風浴びてゴロゴロ。なんかもう、今日はこのまま何も食べずに水とアイスとヨーグルトだけで済まそうかなと思っていたが、ゴロゴロしていてもそれなりに腹が減るのが笑ってしまう。一昨日に作っておいた本マグロのアラのアチャールがある! と思って、それでワンプレートランチにした。

パンがあるが、なんとなくご飯の気分で、冷凍庫のコーンご飯を解凍し、本マグロのアチャールをかけた。なんというか、体のいいカレーライスだね。今回のひとり飯はカレー祭をする予定だったが、うっかり1.1キロも本マグロのアラを買ってしまったために、アラ祭になってしまったが、これで帳尻は多少付いたのかも。目玉焼きに、皮むききゅうり、紫玉ねぎのピクルス。これはなかなか良い組み合わせだった。

レシピはNumero TOKYOにあった印度カリー子さんのレシピ記事(本鮪のアチャール)なんだけど、正直レシピのまとめ方が雑で(印度カリー子さんではなく、編集が悪い)、いくつかお悩みポイントがあったので他の鶏レバーのアチャールレシピも参考にしながら適当に作ってみた。おいしかったので、下記に自分なりに修正したものをまとめておく。

  • 本マグロ血合い 300グラム
  • パウダースパイス
    • ターメリック 小匙1/2
    • クミン 小匙1/2
    • チリペッパー 小匙1/4
    • ブラックペッパー 小匙1/4
  • ホールスパイス
    • マスタードシード 小匙1
    • フェヌグリークシード 小匙1
    • カレーリーフ生 10枚
  • サラダ油 50ミリリットル
  • A
    • にんにく みじん切り2片
    • しょうが みじん切り1片
    • 塩 小匙1
  • B
    • 砂糖 大さじ1
    • 酢 60ミリリットル
    • 水 40ミリリットル
  1. マグロはよく洗って水けを拭き取り、適当な大きさに切り分けたら、パウダースパイスをまぶしておく。
  2. テフロン加工の小鍋にサラダ油とマスタードシードを入れて中火にかけ、少し跳ね始めてきたらフェヌグリークシードを加える(焦がすと苦いので絶対に焦がさない)。弾けるのでふたをしながら作業して。弾けてきたらカレーリーフとAを加える。
  3. マグロを加えて中火にし、3分ほど炒めたらBを加える。沸騰したら5分ほど煮る。すぐ食べるより2日目からがおいしい。1週間ほど日持ちする。