チキン南蛮

雨の中、朝から高田馬場の映画館に行って「心中天網島」を観る。以前から観てみたかった映画なので、普段なら絶対に出かけない悪条件の中濡れてもいい身軽な格好で出掛けた。映画は想像以上に面白かったが、一番うまいなーと思ったのが小町方正だったのは、おいおいとは思う。黒子がいっぱい出てきて彼らがいそいそ動いて歌舞伎のような場面転換をしながら文楽の話を生身の人間で見せてくれるという代物で、歌舞伎を見慣れた人間だと非常に面白く見るのではないだろうか。シネマ歌舞伎に近いというか。東南アジアチックな武満徹の音楽がまた良くて、いかにも60年代の前衛っぽ雰囲気満載なのにあんまり古臭い感じがしないというか、むしろちょっとおしゃれにさえ見えるのが不思議。あと、基本老年になって以降の吉右衛門しか知らない自分にとっては、バッチリ濡れ場も決める若い吉右衛門は不思議な生き物に見えた。映画が終わったら昼で、高田馬場で食べて帰ろうと思っていたけど傘を閉じるのが面相で、結局新宿まで出て、新宿で何が食べたいかなぁと考えた時に、京王百貨店のコロンバンか、コンネのチキン南蛮だなと思って、百貨店は混んでそうと思ったのでコンネに。雨のせいか、幸いすぐ座れて、席もゆったりしていい感じだった。冷や汁定食と悩みつつチキン南蛮定食。1600円って今日見た映画より高いなーと思いつつ、野菜たっぷり味付け控えめな定食を堪能。何よりご飯がおいしかったのがちょっとうれしい誤算だったかも。隣はサラリーマンの先輩後輩で、話が丸聞こえだったので聞くともなしに聞いていたけど、先輩(男)の話が長くてちょっと疲れた。そう思う自分はサラリーマンが向いていないのかもとも思った。

 

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